EL VIENTO DE SONIDO

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緊急地震速報でアドリブ

2013.12.09

category : 演奏してみた

ふと、「緊急地震速報でアドリブしたらどうなるのか…」
と思ったので、実際にやってみました。

※この動画は純粋な音楽的興味に
基づく作品であり、実際の地震には関係ありません。
※緊急地震速報を聴くことに
恐怖心のある方には視聴をおすすめしません。








考え方と解説

まず、基本的なことですが、「緊急地震速報」といえば、

ティロンティロン! ティロンティロン!

というあの音で、少し聴くにはキツイというか、
大半の人には「心地よい」とは思えない音に聴こえると思います。

もちろん非常事態を知らせるための音なので
意図的にそうしているんだと思いますけれど…



では、なぜ気持ち悪く聞こえるのか。
一応これは音楽理論的に説明(っぽいこと)ができます。


緊急地震速報の音の和音(コード)を構成している音は低い方から
ソ、ド、ミ、シ♭、レ♯ → ソ♯、ド♯、ファ、シ、ミ

の繰り返しです。

これら構成音をコードネームに変換すると

C7(#9) /G→C♯7(#9) /G♯

と表記、解釈するべきしょうか。
(単純に構成音だけで考えると、C7(#9)→C♯7(#9)ですが、
5度の音がルートになっている(下からの音の並び順が違う=展開形)なので)


さて、これはどちらもいわゆる「セブンスコード(属七の和音)」に、
ルートから長9度の音(=♯9のテンション)が
加えられた「セブンスシャープナインス」というコード(の展開形)になります。

普通の4和音の中でも「セブンスコード」というコードは
不安定な響きのするコードで、
「セブンスシャープナインス」はさらにそのセブンスコードの構成音と
不安定に響く半音の関係にあたる長9度の音(=♯9のテンション)が
加えられたコードなので、

かなり不安定な響き

を持つコードになるわけです。





ちなみに、さっきからさらっと「不安定」と何回も言っていますが、

ここでちょっとだけ和音が
「安定」、「不安定」と呼ばれる
その分類は何によってなされているのか

を説明したいと思います。


和音の安定、不安定は「音を同時に鳴らした時の
音の周波数の振動数比の複雑さ」によります。

同じ音を鳴らした場合…
例えば「ドと」ドならば、周波数の振動数比は1:1になります。

次に同じ音とオクターブ上の音、
例えば、「ドとその1オクターブ上のド」のような関係の音を鳴らした場合は、
その周波数の振動数比は1:2になりますし…
他には「ドとソ(完全5度)」ならば2:3…といった具合になります。



この周波数の振動数比が複雑な音程が含まれる和音ほど
「不安定だ」と分類されるわけです。

表にまとめると
周波数の振動数比(純正律)

こうなります。

さて、では、

この1オクターブの中で13組考えられる
組み合わせの中で一番複雑なものは何か と見てみると…

「増4度」に当たる音程…
つまり「ドとファ♯」、「ファとシ」などの関係になる音程になります。


その周波数の振動数比はなんと45:64!


かなり複雑ですね(笑)

そして、その次に複雑な周波数の振動数比を持つのが増1度…
つまり半音で隣り合う音(ドとド♯)で、その振動数比は15:16になります。


そして、「セブンスシャープナインス」のコードには
この「増4度」と「増1度」の音程の関係になる音が
どちらも含まれています。

どおりで不安定に聴こえるはずです(笑)


※ただ、この和音の「安定」、「不安定」の分類に
周波数の振動数比を用いるのは
現在の和声や、音楽理論の根拠の土台とされながらも
ちょっと怪しい部分もありまして(笑)
聴覚上は(少なくとも僕は)増4度より増1度の音程の響きの方が
キツイ響きに聴こえたりしますし…。
ただ、この話をすると長くなるので
そういうもんだと思って読んでください(笑)


※また、厳密にはここで言っている
周波数の振動数比は"純正律"の場合の話で
現在ほとんどの音楽に使われている
"平均律"では、オクターブの関係にある音程以外は、
このような綺麗な整数で表せる振動数比にはなりません。





と言う風に、このように音楽理論的にも
かなり不安定に感じる技法を
盛り込むことによって緊急地震速報は
大半の人が「心地よい」とは思わない、
もしくは緊張感を感じる音に聴こえさせることに成功しているんだと思います。


ここで「そっか、そんな不安定で普段使われていないようなコードだから気持ち悪いのか」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

音楽的には

「不安定」=「使ってはいけない」

という事ではありません。

基本的に一般的な西洋の音楽理論に基づく音楽は
「安定(トニック)→不安定(ドミナント)→安定(トニック)」という
運動を繰りかえすことが一つ大きなセオリーになっています。


また、「普段使われていない」と感じるのは恐らく錯覚です。

コードというのは前後の流れ
(特にそのコードが鳴る前にどんなコードが鳴っていたか)によって
全く役割や印象が変わってしまうことが多々あるので

緊急地震速報のように

「半音違いで「セブンスシャープナインス」のコードを鳴らす」

ということ普段無いため「セブンスシャープナインス」の響きを
普段聴かない響きのように感じるという部分も大きいと思います。
(もちろん普通のドミソなどのメジャーコードとかに比べれば聴く頻度は少ないでしょうけど)

実際「セブンスシャープナインス」のコードは
オシャレな音楽(ジャズなど)では普通にバンバン使われていますし、

ロックでも、かの有名なギタリスト
ジミ・ヘンドリックスが多用したことから
「ジミヘン・コード」なんてあだ名が付くほどです。


有名なこの曲のバッキングとかに使われてますね。





さて、こんなんで良いのか分かりませんが
ある程度「セブンスシャープナインス」の
コードについての解説したので

いよいよ、このアドリブの発想・考え方について説明したいと思います。

まず、このアドリブは、緊急地震速報の音を…
「モード的な解釈」と言えばいいんでしょうか…

分かり易く(?)言うとコードの切り替わりが速いので

C7(#9) /G→C♯7(#9) /G♯

というひとつのリフみたいな感じとして
捉えるという方向でいこうと思いました。


そして、ただでさえ不安定なジミヘンコードが
半音ズレて鳴るという楽しいリフなので

「普通のメジャースケールとかマイナースケールで
アドリブするのは難しいかな」と思いました。
(後から冷静に考えればそうでもなかったですけど(笑))

じゃあ、どうしよう…と考えまして…。

この二つのコードC7(#9) /G→C♯7(#9) /G♯の
構成音をすべてまとめると

ド ド♯ レ♯ ミ ファ ソ ソ♯ シ シ♭
 半  全  半 半  全 半  全 半

要するに12種類ある音のうち11音が鳴ってます。
この上で使えそうなスケールは無いか…。

7th(♯9)「=セブンスシャープナインス」のコードが単体なら、
普通はいわゆる「ドミナントの6スケール」の中から♯9のテンションを含む
オルタードスケールかコンビネーションオブディミニッシュトスケールを
使うと思うんですけど

Cオルタードスケールや、Cコンビネーションオブディミニッシュトスケールで
弾くと唯一12音のうち鳴っていない「ファ♯」を使うことになってしまって
「それもうクロマチック(12音全部)やん」
ということにもなってしまいそうです。

(まぁ…「ファ♯」だけ避けて使えばいい話ではありますし
ある意味このコードリフの上なら考え方次第で
どのスケールでも使えるんじゃねと今なら思いますけど(笑))

と…少し考えて…使えそうだなと思いついたのが

ハーモニックメジャーの第3モードの
「フリジアン♭4thスケール」。

ド ド♯ レ♯ ミ ソ ソ♯ シ♭

これいわゆる「ドミナントの6スケール」ではないので
あんまり(ていうか殆ど)見かけないですけど
ハーモニックメジャーの三番目のダイアトニックコードが
Ⅲ7で、その上に立ち上がるスケールなので
ドミナントセブンスコードの上で使えます。
(あんまり使ってる人見たことないけど)

この「フリジアン♭4thスケール」スケールの構成音的には
7thコードのコードトーン+♭9th,♯9th,♭13thのテンション
という感じなので♯11にあたる「ファ♯」も含まれず

おお、これはいい感じ!これ使おう!


となって

↑の動画ようになりました(笑)


なんというか…緊急地震速報でアドリブという
馬鹿なんだか真面目なんだかわからない試みの上に
今まで使うことは皆無に等しかったフリジアン♭4thスケールを
使っているので使い方もよくわからず色々な意味で
ぎこちない感が溢れ出て言いますが

なんだかなんだ良い経験になったと思います!(笑)
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